整形外科へ行ってきました。
骨盤裂離(こつばんれつり)骨折にちかい症状でした。
目次
骨盤裂離骨折とは
成長期は骨(骨盤)の伸びしろにあたる骨端線(こったんせん)があるので急激な筋肉の収縮で骨が引っ張られて裂離(れつり)骨折を起こすことがあります。
学生さん(中学生や高校生などが多い)がスポーツの後に骨盤付近に強い痛みがある場合、歩行困難などをうったえた場合に疑わう症状と言われる。
おもにサッカーのキックや陸上などならスタートダッシュ、ジャンプなどの動作で起こりやすいとそうです。
症状はどんな感じ?
娘の症状は普段の生活で痛みはないけれど、右側のおしりの付け根が180度開脚しようとすると痛いくて開きにくい、レッスンの後は違和感が残るという感じでした。
いつから?きっかけはある?
違和感から約2か月経過
違うバレエ教室の体験レッスンに行った後に「頑張りすぎたかな?筋肉痛?足全体が痛い」と言っていました。
通ってるところよりもレベルが高く180度以上の開脚が出来る生徒さんが多くいる教室だったので、ストレッチやレッスンの方法が違うのに無理してしまったそうです。
違う筋肉の使い方をするため筋肉痛にもなっていたみたいですが、数週間後も全開脚(180度)時の違和感は続いてたようでした。
痛みの対応はした?
最初は筋肉痛だと思っていて、生活において痛みはなかったみたいなので何もしませんでした。
特に湿布を貼ったりもしなかったです。
帰省の際に祖母が通ってるカイロプラクティックに一緒に連れて行ってもらい、体の歪みなどを整えてもらったのが唯一、違和感への対応かなと思います。
整形外科を受診しようと思った理由は?
カイロプラクティックで施術してもらって効果があったのか、当日は足を開くときに痛みがあまりないかもと言っていたのですが一時の緩和だったみたいです。
次のレッスン時にも違和感があり全開脚すると痛みがあったようなので、現状で「原因が何かあるかもしれないから、ちゃんと診てもらいたいね」ということになり整形外科に行くとこにしました。
普段は病院選びは迷いがちです。
今回は長男が指を骨折した時に行ったことのある整形外科が設備や対応などもよかったので、すぐに決められました。
当日のタイムスケジュール
8:30 診察待ち(6人目)
9:00 受付開始
9:15 診察 エコー
9:30 レントゲン
9:50 説明
10:05 緩和ケアの方法
10:30 お会計
診察の様子と結果
人気の整形外科なのでいつも混んでる印象だったので受付開始前に行きました。
30分前に到着すると6人目、通いなれたおばさま方が(待ち時間に外に置いてある丸椅子に座って)おしゃべりに夢中になりながら並んでいました。
(余談)
椅子1つあいてるのに上に荷物乗ってる~どかしてもらえたら座れるのに…
(受付開始!扉が開く)
一人の方は椅子を重ね片付けはじめたけどその隙みんな先に入ってゆく。
私、こどもの付き添いだし若者ですから座ってなくても片付けます!
重ねて受付横に置くルール。
礼儀ルールが守れる方が素敵ですよね。
受付…⇒問診…⇒エコー検査
受付を済ませて15分くらいで名前を呼ばれて診察室に入りました。
若くて透明感あるふわっとした女医さん?と思ったけど最初の問診を看護師さんが先にする場合もあるんですね。
後から先生に交代。
症状を確認して、そのまま診察室でエコー検査をしてくれました。
エコーで見る限りでは左右差があまりなかったので、念のためにレントゲンへ。
レントゲン撮影…⇒結果
レントゲン室は一人で入るので、私はドアの前で待っていました。
撮影時間は数分と短い時間です。
撮影後は再び待合室に戻りしばらくして結果で診察室に呼ばれました。
骨のレントゲン写真、普段みる機会があまりないのでワクワクを隠せません。
診察室のモニターをニヤニヤしながら見ちゃいました。
結果
骨盤の下の方、成長軟骨があるあたりなので、症状として骨盤裂離(こつばんれつり)骨折にちかい感じになっているという結果でした。
強い痛みや歩けないほどではないので症状として、「よりちかい」という結果になりました。
坐骨結節(お尻の下の骨)で筋肉(ハムストリング)の急激な収縮が原因。
成長軟骨が筋肉に引っ張られて炎症を起こした感じです。
こどもはメインの骨と、かすかに離れて成長軟膏というものがあるんです。
発育・成長期の骨は、骨の端に骨端線(こったんせん)とも呼ばれる成長をつかさどる軟骨層があります。
結果への対応
痛い場合は無理すると治らないので安静にする。
今回の場合はバレエで全開脚する時に痛むので、その手前でやめておく事で徐々に痛みはなくなってくるという事でした。
痛みが出ないようであれば通院なども必要ないとのことでした。
とりあえず経過観察という事ですね。
患部へのケア指導
施術室の大部屋みたいな感じのところにベッドが数台設置してあり、両サイドではすでにマッサージなどを受けてる人がいました。
娘には目のクリっとした長身のお姉さんが担当についてケアをしてくれました。
気兼ねなくストレッチが出来るように(キュロットスカートだったので)、スウェットを貸てくれました。
「あれ?患部より逆の方が筋肉が固いね」とほぐしてくれました。
足の筋力をつけるのも対応策になるそうです。
太ももの内側筋力が弱いから強くする方法を一緒に練習しました。
毎日20回くらいはやってみよう!
- 仰向け膝立てでボールを両膝に挟んでぐーっと内側に力を入れる。
- 横向きになって上の足を楽に膝曲げて軽く前に出したら、下の足をのばしたまま上下に動かす。(片足ずつ)
一緒にやれば少し足が引き締まるよね。
ストレッチ方法を教えてもらって実際にやって施術は終了。
再び診察室で待ちお会計で呼ばれてすべて終了となりました。
住んでいる地区は中学生まで医療費は無料です。
本当にたすかります。
まとめ
症状が出た理由を仮定すると
レッスンで足を勢いよく上げる動作を何度もした。
その際に普段やっている可動域を超える動きとなっていたけれど無理して続けてしまった。
いつも違う教室だったので緊張や筋肉の使い方が分からない事も含め、その動作をするのに十分なストレッチがされていなかったというのも原因にあるのではないかと思いました。
心も体も技術も成長する時期に頑張れるって大切な事だけれど、ただやみくもに頑張りすぎるとかえって怪我につながる事もあると感じました。
異変に気付いたら原因を知るためにも早めに受診
私自身があまり知らずに過ごしてきたけれど、スポーツ損傷など特に成長期に起こりやすい症状ってけっこうあるんのですね。
「成長痛じゃない」って軽く流してしまって後で悪化なんて事のないように、痛みを伝えてきたときには素人考えで判断せず、気にしてあげて病院へ行くなど適切な対応が大切だと思いました。
子どものやりたいことをしっかり応援!
成長期だからこそ続けていくためには特に体のケアは大切ですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。